東証一部上場の投資会社「SBIホールディングス」(北尾吉孝・代表取締役。東京都港区)が東京国税局の税務調査を受け、昨年3月期までの数年間に30数億円の申告漏れを指摘されたことが明らかになったと一部新聞が10月27日報じたことで、関係者の間で様々な観測、動揺が走っている。
なかでも、このなかにSBIの運営する投資ファンドが、小林温参議院議員(写真右)が設立したIT系企業の同議員所有株を、同議員が自民党公認候補として初出馬することが決まった直後に3億数千万円で購入したことにつき、同国税局は、投資行為ではなく、実質、資金提供だったとして認定した模様との報道には神経をとがらせ、SBIは同社HPで強く否定し、この点を強調して報じた「東京新聞」(写真左)に対しては、「法的措置についても検討を開始しました」などと記し、追加報道などされないようにマスコミを牽制している。
だが、本紙が調査したところ、そもそもこの問題の会社には、設立当初、元首相の長男が監査役として就任しており、極めてきな臭いことが判明した。
※証拠の会社謄本は以下に掲載