アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

カプコン・辻本社長も黙認? 業界関連社団法人専務理事の疑惑

 東証1部の家庭用ゲームソフト大手「カプコン」(大阪市)の辻本憲三社長(写真左)が理事長、「ジャストシステム」(ジャスダック上場)、「バンダイナムコゲームズ」、「コーエー」 (東証1部)各社長が副理事長を務める「コンピュータソフトウェア著作権協会」(ACCS。会員数304社)なる社団法人がある。
警察と連携して刑事手続きの支援を行う他、不正使用について情報収集、注意喚起するなど、著作権侵害への具体的対処を行う文部科学省の許認可団体だ。
もっとも、他の団体同様、辻本理事長など会員企業トップはお飾りに過ぎず、この団体を実質、切り盛りしているのは専属の久保田裕専務理事兼事務局長(写真右)だ。
久保田氏は著作権に関する本を何冊も出しているし、講演も数多くこなしている。また、警察と連携して摘発も行っている同団体の性格を思えば、その運営は厳格な上に厳格であってしかるべきだろう。
ところが、この久保田専務理事が特定の加盟企業と癒着し、不正を働いている疑惑があるとの情報が本紙に寄せられた。
具体的には、(1)その特定企業の役員にまで就いている、(2)その特定企業のFM放送局のシステム機材を、ほとんど利用価値もないのに団体で今年に入って約250万円で購入している、といったものだ(なお、同協会の年間収入は2~3億円)。
※証拠の会社謄本は以下に掲載

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