アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

組織再編も何のその、相変わらず天下りを続ける国際協力銀行幹部職員

 本紙でも既報のように、国際協力銀行(JBIC)は国際金融部門は新政府系金融機関に統合、円借款部門は国際協力機構(JICA)に吸収されることがすでに決まっている。 2年後の組織再編成に向け、例えば、ODA(政府開発援助)を一元的に実施する体制づくりをめざした「国際協力機構法」の改正案は今臨時国会に提出され、成立する見込みだ。 現JICAに、JBICの円借款業務と外務省の無償資金協力業務の一部を移管し、2008年10月に新JICAがスタートする。 このように、重要な移管時期であるにも拘わらず、JBIC内では逆に組織再編に向けて必死の既得権益温存や自己保身が行われ、再編を機にあれだけ政策金融改革論議や天下り批判がされたにも拘わらず、この1年余りを見ても、相変わらず天下りが行われているという。 特に民間企業との癒着が著しい国際金融業務(旧日本輸出入銀行業務)においては、具体的に、以下のような役職の者が、各企業に天下っているとの情報提供があった。 JICAのその幹部職員の名前も記されていたが、個人情報保護の観点、また個人攻撃が目的ではないので、その点は伏せる。 (写真 国際協力銀行と篠沢恭助総裁。なお、篠沢総裁自身、事務次官まで務めた旧大蔵官僚時代、接待スキャンダルで監督責任を問われ処分を受けたこともある天下り組) ○前理事 → 伊藤忠商事 ○前秘書役 → 住友金属鉱山 ○元大阪支店副支店長 → NTTデータ ○前専任審議役 → アレン アンド オーヴェリー 外国法事務弁護士事務所 ○前人事部付審議役 → 住友化学 ○前産業調査室長 → 大成建設 ○元開発金融研究所副所長 → 新日本石油 ○前審査部長 → 石川島播磨重工業 ○元外事審議役 → 三菱商事 → アラブ首長国連邦大使 ○元理事 → 三井物産 → 東洋エンジニアリング ○元審査部長 → 野村證券 ○元審査部長 → 住友商事 ○元資源金融部長 → 丸紅 ○元外事審議役 → 丸紅 他にも、国内主要企業等に数多く天下っているようだが、これだけでも取引関係が深い総合商社を中心に、いかに多くの大手企業に多くの職員を天下らせているか一目瞭然。 しかもひじょうに問題なのは、これら天下り先のほとんどが、主要な融資先や業務委託先など、JBICの業務と極めて密接な関係があり、職権を濫用して天下りを強要している可能性が強い点だ。…

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧