本紙でも既報のように、「王将フードサービス」(9936。東証1部。京都市山科区)が一時、所有権を持っていたこともあり、王将社長射殺事件を巡って、このゴルフ場の利権絡みではないかとの説も出、一時、当局、マスコミも注目した「福岡センチュリーゴルフクラブ」(福岡市中央区。経営会社もゴルフ場名も同)――バブル時代、松方弘樹、ビートたけし、山城新伍などの大物芸能人も利用し、九州一会員権が高い(6500万円の値が付いたことも)ゴルフ場として話題を撒いて以来、久々に注目を集めたわけだが、現在は民事再生を申請し再建途中で見る影はない。
このゴルフ場が王将社長射殺事件で注目された理由の一つに、実は地元の指定暴力団元組長が深く関与していた事実もあった。射殺するというその手口が暴力団、なかでも特に荒っぽい組織の関与を想起させたからだ。
本紙はその特別背任疑惑につき、12年4月に報じている。
その後、証拠資料を入手しているので、この際、追加報告しておこう。
その前に、まずは12年4月のタイトル「民再申請した『福岡センチュリーゴルフクラブ』に重大疑惑浮上」記事をご覧いただきたい。