アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「オリンパス」損失隠しで登場する不正人脈の中心=旧「ジェイ・ブリッジ」元社長の兄貴分の素性

 本紙は11月9日から13日にかけ、3回に渡り、「『オリンパス』損失隠しで浮かび上がる、わが国株式市場の『反社』人脈」というタイトルの連載を行った。
「アクシーズ・ジャパン証券」を通じての佐川肇氏、中川昭夫氏、濱田雅行氏、その一方で、旧「ジェイ・ブリッジ」を通じての桝澤徹氏、チャン・ミン・ホン氏、それに山本建一郎氏の人的繋がりがあるなか、濱田氏と山本氏が「NOVA」株の不正売却で共闘していたことなどからもこの2系統の人脈は繋がっており、その時期などからも、これら怪しい人脈が今回の「オリンパス」損失隠しに関与している可能性が高いことを指摘した。
 大手マスコミは、こうした指摘をまだまったくというほどしていない。
だが、今回のオリンパス損失隠しをいち早く報じた会員制情報誌『FACTA』最新号(12月号)が昨11月20日発売となり、「決定版『オリンパス』不正人脈」と題する巻頭4頁の特集記事を報じている(冒頭写真)が、それと本紙の指摘の多くは重なっている。
もはや旧ジェイ・ブリッジの桝澤元社長(上写真)が、オリンパスの損失隠しに深く関わっているどころか、その中心人物であることは間違いないと思われるが、実はその桝澤氏の兄貴分といってもいい人物も関与している可能性がある。前出『FACTA』の人脈チャート図にも登場しており、本紙でも今回、解禁することにした。

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