アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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マスコミに潰された!?――破産申請した「サイバーファーム」社長の恨み節

 1月30日、物流関連サービス主力のヘラクレス上場「サイバーファーム」(沖縄県那覇市。半田貞治郎社長)が破産申請を行った。
昨年11月、同社は中国最大手ペトロチャイナグループの上海石油企業集団と業務・資本提携を発表(冒頭写真=「内外タイムス」。08年11月20日記事より。左が半田社長)。その直前に株価が約7倍にも急騰し(下写真=株価チャート図)、インサイダー取引では? との指摘も出ていた。その真偽はともかく、この企業に本気で期待していた者からすれば詐欺にあったようなものだろう。何しろこの事業、初年度の売上高でもサイバーの現在の売上高の半分、つまり一挙に年商が1・5倍に増えるとブチ上げていたからだ。
 だが、同社IR「破産手続開始決定のお知らせ」を見ると、創業以来、社長の座にあった半田氏はマスコミに対して大きな怒りを持っていることが窺える、異例との思える内容が書き連ねられている。
上海石油企業集団との提携で発展が見込めたのに、「一部マスコミ、ブログ及びインターネットの掲示板等へ当社に対する事実無根の風説・噂の掲載……当社の信用を大きく失墜する事象が発生いたしました」。
実は昨年9月、本紙に人を介して半田社長が接触して来たことがあった。

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