2月21日を持って上場廃止が決定している、東証2部の電機機器メーカー「春日電機」(本社・東京都三鷹市)ーーそれ故、既存株主は本音では売り払いたいが、上場廃止決定で株価が暴落し、それはままならないと思われるなか(冒頭写真=株価チャート図)、その後も同社株を買い増ししている会社がある。
大量保有報告書が始めて出た際(6・59%)、本紙でも取り上げた「エヌエスアール」(東京都中央区)がその会社だが、その後、さらに買い増しし、1月27日には春日電機のHPに10・23%になったと報告されている。その後も28日提出の大量保有変更報告書によれば12・62%まで増やしている。その狙いは何なのか?