3月27日、東京証券取引所はマザーズ上場の「アーティストハウスホールディングス」(東京都港区)を4月28日付で上場廃止にすると発表した。
アーティストハウスはミュージックランド(冒頭写真=本社建物)を始めとする子会社を軒並み売却したが、それら子会社が連結全体の主要な売上高や総資産を占めていたことから、事業活動が停止したと判断した結果であるのはご存じの通り。
それはともかく、このアーティストハウスを昨年4月から率いており、ミュージックランドなどの売却を決定したのは平原宏一氏だが、社長就任当初から、闇社会にも通じる人物のダミー説、また同氏は筆頭株主(約25%。大量保有報告書より)でもあるが、その取得資金約3億1000万円は自己資金とされる(同)が、これにも疑問の声が上がっていた。
本紙はつい最近、その平原氏と東証2部上場「東理ホールディングス」(東京都中央区)との関わりについて、興味深い事実に気づいたので以下、報告しておく。
平原氏に関しては、以前から元暴力団で、仕手筋といってもいいU氏との関わり合いが囁かれていたが、それを証明するといってもいい資料が存在したのだ(以下に平原氏直筆の株に関する譲渡契約書転載)。