アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

「SFCG」でも同様手口!? SFCG系上場企業子会社破綻の原因は、親会社の資金分捕り

 破綻した大手商工ローン「SFCG」(東京都中央区)の関連会社(32・1%)、大証2部建設設計会社「塩見ホールディングス」(広島市)の連結子会社「成幸利根」(東京都千代田区。資本金4億8000万円)が、民事再生法を申請し、実質、経営破綻したのは今年2月26日のことだった。
負債総額は約64億円。
成幸利根は山留工事に強い地下専門業者として、技術力には定評を得ていた。
ところが、同社も、サブプライム問題に端を発した世界不況で建設・不動産市況が急激に冷え込んだ結果、仕事が急減し、資金繰りが悪化したものと思われていた。
そこに持って来て、塩見の親会社であるSFCGは、成幸利根破綻のわずか3日前に同じく民事再生法を申請。
これでは塩見も親会社として、成幸利根に十分な資金手当など出来なかったのでは、というのが関係者の一般的な見方だった。
ところが、2月28日に開催された成幸利根の債権者説明会で、とんでもない事実が浮上していた。
(冒頭写真=塩見の株価チャート図。今年2月、時価総額が上場基準の3億円未満に)

この続きを読むには有料購読の登録が必要です。

関連キーワード
検索

カテゴリ一覧