アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(715)再生ファンド「MTM」に疑義あり

 山形県地盤の百貨店「大沼」(山形市)は、1700年創業の老舗で山形唯一のデパートだ。
しかし、近年売上高減少が続き、昨年4月に企業再生ファンドの「マイルストーンターンアラウンドマネジメント」(東京都千代田区。以下MTM)が3億円出資し、同ファンドの100%出資会社となった。
MTMは日本政策投資銀行などが株主だが、過去、「ラオックス」や「本間ゴルフ」再生に関わったが両社とも中国資本となってから再建されたようなものだ。MTMサイトをみると「社会に寄り添う100年企業の共生パートナー」と唱っている。本当なら300年の歴史を誇る企業を時間がかかっても再生に取り組むはずだ。それとも、さっさと中国資本に転売するのだろうか?
しかし、河北新報によると再建方法を巡って対立があり、昨年9月20日にMTM社長の早瀬恵三氏が社長に就任した。

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