本紙ではこの1年近く、収益ビル・マンションの仕入れ販売を手掛ける「アルデプロ」(8925。東証2部。東京都新宿区)並びに同社創業者で元社長、筆頭株主である秋元竜弥氏(下写真)らの抱える問題、疑惑などにつき具体的に取り上げて来ているその10回目は、いま世間を騒がせている「レオパレス21」(8848。東証1部。東京都中野区)との関係だ。
現在、この問題は単なる施工不良ではなく建築基準法違反の疑いまで飛び出し、19年3月期の最終赤字は拡大、株価の下げが止まらないレオパレスだが、アルデプロはHPで17年7月14日にIRしているように、このレオパレスの物件を418も購入していた。
そしていま現在も、このうちの200棟ほどが転売できないまま在庫物件となっている訳だ。
当然、この在庫物件のなかにも問題物件がかなりの割合であると見られ、そうである以上、転売(売却)できる可能性はひじょうに低いと見ないわけにはいかないだろう。