アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「ジオスター」株式売買で暗躍する元大蔵官僚

 田谷廣明氏ーー元大蔵官僚。主計局主計官としてわが国の国家予算を動かしていた人物だが、1996年、例の接待スキャンダルで中島義雄元主計局次長と大蔵省(現・財務省)を逐われた人物だ。
その後、田谷氏は事務所を開設。投資顧問業といえばまだかっこうがつくかも知れないが、実質、自分が業務執行組合員に就いている匿名組合を通じて“闇資金”を洗浄してあげたり、仕手筋の手伝いを行い、その手数料で大儲けしていると思われる一端を、本紙でもマザーズ上場「ニューデール」の増資引受先に名が出た際、報じた通り
その後、ジャスダック上場の「南野建設」(現・A.Cホールディングス)などでもその名が出ていたが、本紙は東証2部上場のコンクリート2次製品製造・販売の「ジオスター」(本社・東京都文京区。篠原喜代司社長)でも暗躍している事実を掴んだ。
ジオスターは新日本製鉄と熊谷組が折半出資で設立した会社。前出のニューディールのように、事業実態がないと言うことはない。また、前出2社のように頻繁に増資が行われていることもない。
もっとも、不動株式が多いことから7月11日、ジオスターは少数特定者持株数が75%を越えて猶予期間入りに)、比較的容易に株価操作できるという面も持っている。
(写真『週刊新潮』2001年3月8日号記事より)

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