アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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スクープ! ポスト加計疑惑ーー解明「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」(4)口封じのデッチ上げ逮捕まで画策か!?

本紙スクープの通り、この疑惑、簡単にいえば、後に首相にまでなる安倍晋三氏と山口県下関市の地元安倍事務所が、特定危険指定暴力団「工藤会」にも通じる地元ブローカー=小山佐市氏(80。冒頭左写真)に選挙妨害を依頼、その見返りの実行を巡りトラブルになった結果、自宅に火炎ビンを投げ込まれたというものだ。(下右写真=「山口新聞」00年6月18日記事」)
その小山氏、選挙妨害実行(選挙は99年4月)ほどない99年8月30日、安倍事務所の佐伯伸之秘書(当時)に対する300万円の恐喝容疑で逮捕されるものの、9月21日に起訴猶予処分になっている。
この300万円、小山氏が所有していた絵画を佐伯秘書が購入したことになっているが、実際は恐喝だったと佐伯秘書が主張した結果だが、この逮捕事実を先駆けて報じたのは本紙・山岡だった(03年2月10日。横左記事。K氏=小山氏。K開発=小山氏の恵友開発。ただしすぐ保釈になったというのは間違い)。
大手マスコミはどこも03年11月、放火未遂容疑で小山氏が工藤会の組長らと逮捕された後に警察から情報を聞いて報じたものだった。そして当然ながら、小山氏の反社会性を強調する材料として報じられた。
しかし、この恐喝が本当で、佐伯秘書が潔癖というなら、99年8月の逮捕直後に広報すればいい話。だが、その際は広報されていない。実際は後ろめたいことがあるから、絵画購入名目でカネを払ったと思われる。
何しろ、この時期というのは、選挙妨害の見返りを小山氏に求められ、安倍首相と小山氏がその件で密談した翌月のことで、結論をいえば、小山氏の口封じのためにデッチ上げ逮捕を仕掛けた=だから公に出来なかったし、したがって強引に事件化しようとしたため結局、起訴猶予に持って行くのが限度だったのではないかという疑惑がここに来て浮上して来ている。
というのも、恐喝と聞けば、当然のことながら、その300万円の領収書が存在するなら、それは佐伯秘書に出されたものと思うだろう。ところが、その領収証の控えを小山氏に見せてもらったところ、それは何と別人だったのだ(以下に、その領収証控えを転載)。

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