大阪府警は8月4日、大阪府四条畷市の霊園開発予定の土地取引(約15万?)に関し、不動産会社を脅して債権を放棄させようとしたとして、強要未遂容疑などの疑いで天野洋志穂容疑者(66)等2名を逮捕した。
天野容疑者は指定暴力団「山口組」の2次団体「天野組」(本社・大阪)の組長。当局は準構成員も含めると傘下に200名いるとみている。
ところで、この土地を天野容疑者は、強要未遂相手と共同で購入。その購入資金約5億円は、財団法人「飛鳥会」理事長だった小西邦彦被告(別件の業務上横領・詐欺容疑で裁判中)から借りていた模様。
本紙・山岡は今年7月28日、「社会福祉法人はおいしい商売」なるタイトルで、自分の記事を紹介している。そのなかで、小西被告は社会福祉法人「ともしび福祉会」の設立者で、「山口組幹部とも親しく、その威光をバックに、ともしび会はこの間、総額50億円以上の補助金を受けていた」と記しているが、その「山口組幹部」とは天野容疑者のことだった。