昨9月1日、「SKOグループ」といわれる企業群を率いる熊谷史人ライブドア元社長(冒頭右写真。左はホリエモン)ら旧ライブドア人脈のダミーと思われる「ユーキトラスト」(東京都渋谷区)は予定通り、「リアルビジョン」(6786。東証2部。東京都港区)の筆頭株主(18・79%)になった。
もっとも、本紙はユーキトラストが予定通り、8月末までに約1億9000万円の払い込みをするか懐疑的だった。
この連載第2弾でも述べたように、当初、「SOL Holdings」(旧シスウェーブホールディングス。6636。JQ。川崎市)の全持分(26・31%)は「アンビシャスグループ」(東京都港区)が譲渡を受ける予定だった。ところが、資金が足りずアンビシャスはその一部約7・5%だけの株主に。その差額を譲渡されるかたちで今回、ユーキトラストが筆頭株主になった。
ところが、このアンビシャスが8月下旬、ユーキトラストの買収資金の金主とも見られる会社に「通告書」を送付。そこには、反社も関わるとんでもない事実も述べられていた模様で、そのためその金主が引いて資金を調達できない可能性もあると思っていたからだ。