アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<ミニ情報>大阪地検特捜部ーー開運商法脱税事件、背後に反社?

 東京ではほとんど報道されていないが、大阪地検特捜部が11月11日、法人税法違反容疑で河本大介容疑者(34)ら5人を逮捕、関係先の強制捜査に乗り出した「開運商法」業者の事件が、反社との繋がりから注目されているとの情報がある。(冒頭写真=「読売TV」12月3日映像より) 2011年6月期までの約1年3カ月の間に、「アドライン」(大阪市淀川区。解散)なる通販会社は、写真週刊誌や女性誌などに広告を出し、開運を謳って約4000人にブレスレット(1万円)を売りつけ、さらに購入した客に電話を掛け「霊がついている」などといって1回平均60万円の祈祷料を取り、約7億6000万円の売上げがあったのに、約2億2200万円の所得を隠し、法人税約6400万円を脱税した容疑。12月1日には、逮捕された5人の内、宗教法人の檀家総代を除いた大阪国税局OBの税理士を含む4人が起訴されている。 また、河本容疑者ら4人は別会社「ジェイコーポレーション」(大阪市淀川区。解散)でも同様の手口で約3000万円を脱税していた容疑で12月2日、再逮捕されている。 これだけみれば、東日本大震災以降、社会不安からますますカモが増えたともいわれる開運商法の一つに過ぎないが、こんな指摘が事情通の間ではある。 「このグループには、あの梁山泊事件の残党が関わっている。そして、さらにその先を追うと山口組と関連している可能性もあるということで、大阪地検特捜部は単なる脱税事件ではなく、その先も見据えてやる気満々との見方が出ているんです」 梁山泊事件とは、パチンコ攻略法販売で名前が知られた情報提供会社「梁山泊」が絡む一連の事件。脱税の他、同社は「ビーマップ」、「アイ・シー・エフ」(上場廃止)に投資するなどし、証券取引法違反(相場操縦)でも逮捕者が出た。梁山泊の実質的経営者は元山口組系幹部で実刑判決を受けている。…

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