アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

ついに「詐欺だ!」と訴えられた、JPBと磯辺裕樹前代表

JPBといえば、本紙も過去、何度か取り上げた、「日本プライベートバンキングコンサルタンツ(JPB)」なるプライベート・バンク(カネ持ちを対象にした資産運用、資産保全の私的銀行)。 派手な宣伝に加え、新銀行東京の民間筆頭株主になった(実際はグループ企業が日本振興銀行の株主になっていた)との情報が流れるなどし、話題になったこともある。そして昨年5月まで代表だった磯辺裕樹氏は、旧第一勧業銀行、シティーバンクなどを渡り歩き、“資産コンサルタントのカリスマ”などと一部マスコミで持てはやされたこともあった。だが、行員時代、詐欺まがいの行為をしていたことは本紙でも紹介した通り。 昨年7月、このJPBのグループ会社といっていいGPJ(旧JPB西日本)が破綻した(代表だった秦右時・写真左、は旧一勧時代の部下。JPB元副社長)。約1000名から300億円以上集めたとされ、なかには約1億円の被害にあった俳優の渡辺裕之(写真右)もいて話題になった。 被害者は当然ながら警視庁に刑事告訴したものの、別会社であることから、磯辺氏の名前がマスコミに出ることはなかった。 だが、実際には、GPJの運用資金のなかには、JPB等の資産を移管した分がかなりあったのだ。 この6月16日、東京地裁に出資金返還等請求事件(約2億5000万円)として提訴したのは、JPBまたは現在も磯辺氏が代表を務める「ジー・エム・ビー・インターナショナル」(GMB)に出資した22名。  訴状などによれば、それにも拘わらず、出資者の了解を得ることなく、その資金はGPJに移管しており、「被告GMB及び被告JPBには責任はないなどという到底法的に認められない主張や、両社がGPJと共同して取引していたことは明らかであるにもかかわらず、同社との関わりを一切否定する主張などを行い、(略)返還請求を妨げ、その結果として各原告は同出資金の返還を受けることができず、同額の損害を被った」という。 そこでGMB、JPB、GMB代表の磯辺氏、それにJPBの現代表の2法人、2個人を被告とし、提訴している。 なお、原告は予備的請求として、GMB、JPB、そしてGPJも投資をそもそも行っていなかった可能性も否定できず、その場合は「詐欺による共同不法行為になる」とも主張している。 今後の訴訟の行方が注目される。 (上に掲げたのは、GPJ破産管財人作成のチャート図。約116億円が“闇”に消えたとされている)…

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