本紙既報のように、7月10日、予告通り、金田珠年氏は東証2部の企業再生ファンド会社「ジェイ・ブリッジ」(東京都港区)を東京地裁に提訴した模様だ。
請求内容は約束通りの出資6億円に見合った差額の株券264万9830株(単価177円。引受予定株式338万9830株-引渡株式74万株)を引渡すか、それが無理なら、1株990円の売却益が得られたとして、その遺失利益約26億円(990円×264万9830株)を支払えというもの。
一株の遺失利益を990円としたのは、原告はすでに引き受けた74万株中72万株を換金しており、この換金時期である2004年10月4日から11月29日の間の同社株価は1195円から990円だったからだという(表は原告側がまとめた訴訟までの経過)。