アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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学校法人「向上学園」不正経理問題ーー理事だった武部勤自民党幹事長も隠蔽工作を黙認

 本紙で2度に渡って報じているこの疑惑につき、意外な人物の関与が浮上した。
現在、神奈川県警が捜査を進めているとされるのはS前事務局長(6月29日に懲戒解雇)だが、本紙の取材では、その前のN事務局長についてさらに巨額の背任・横領疑惑が浮上しており、当局がこちらにも関心を寄せているのは間違いない。
そのN元事務局長時代、向上学園には9名の理事がいた。そのなかに武部勤自民党幹事長もいた(95年8月末就任。2005年4月9日まで)。さらには、元大蔵大臣で、元民主党代議士の藤井裕久氏(同)も。
この2人が理事に就任したのは、「昭和40年代、学園の経営が厳しかった時、“テレ朝の天皇”とまでいわれ、政財界に太い人脈のあった三浦甲子二(きねじ)氏が私財を投じて再建に尽くしてくれた。その三浦さんの人脈から」とのことだ。

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