アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ついに火を吹き出した、マザーズ上場IT系企業「アイ・シー・エフ」の疑惑

 「アイ・シー・エフ」(東京都渋谷区。江口隆社長)といえば、ライブドアの副社長だったこともある榎本大輔氏が顧問に就いたり、ライブドアの買収企業の中に同社子会社もあったりして、ライブドアとの関連で何かと噂された企業だ。
そちらは沈静化したが、今度はライブドア同様、粉飾決算などの疑惑が吹き出した。
本日発売の『週刊東洋経済』(7月8日号)が2ページを使い、そうした疑惑の一つを報じている。
アイ・シー・エフの子会社に「エイチ・エヌ・テー(HNT)」(大阪市)というコインパーキング会社があるが、アイ・シー・エフは昨年5月、まともに資産査定もしないで、当時、すでに債務超過の疑いもあった同社を実に約15億円で買収、しかもその後、次々と貸し付けを行い、その総額は約20億円にも上がるが、その大半が焦げ付いている可能性があるというのだ。
アイ・シー・エフの年間売り上げは約155億円、経常利益は約9億4000万円の赤字(2006年3月期。連結)であることを思えば、この負担がいかに重いかわかるだろう。
それにしても、なぜ、資産査定をろくに行わなかったのか。
しかも、約20億円もの損失が出そうな背景には、

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