アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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ついに火を吹き出した、マザーズ上場IT系企業「アイ・シー・エフ」の疑惑

 「アイ・シー・エフ」(東京都渋谷区。江口隆社長)といえば、ライブドアの副社長だったこともある榎本大輔氏が顧問に就いたり、ライブドアの買収企業の中に同社子会社もあったりして、ライブドアとの関連で何かと噂された企業だ。 そちらは沈静化したが、今度はライブドア同様、粉飾決算などの疑惑が吹き出した。 本日発売の『週刊東洋経済』(7月8日号)が2ページを使い、そうした疑惑の一つを報じている。 アイ・シー・エフの子会社に「エイチ・エヌ・テー(HNT)」(大阪市)というコインパーキング会社があるが、アイ・シー・エフは昨年5月、まともに資産査定もしないで、当時、すでに債務超過の疑いもあった同社を実に約15億円で買収、しかもその後、次々と貸し付けを行い、その総額は約20億円にも上がるが、その大半が焦げ付いている可能性があるというのだ。 アイ・シー・エフの年間売り上げは約155億円、経常利益は約9億4000万円の赤字(2006年3月期。連結)であることを思えば、この負担がいかに重いかわかるだろう。 それにしても、なぜ、資産査定をろくに行わなかったのか。 しかも、約20億円もの損失が出そうな背景には、 HNTは昨年11月、「テクニカル販売」(北海道札幌市)というコインパーキング会社から駐車場営業権を11億円で買収、「コムズジャパン」(東京都文京区)への転売を目論んでいたが、これがご破算になった事情がある。そして、このテクニカル販売の元オーナーの部下がコムズジャパンの社長で、しかもHNTの人脈と元オーナーは親しい関係にあるというのだ。 要するに、アイ・シー・エフはHNTに続き再度、たいした価値もない駐車場利権を意図的に抱え込まされた疑惑が持ち上がっているのだ。 さらに注目すべきなのは、ここで登場する元オーナーとは、本紙が企業再生ファンド会社「ジェイ・ブリッジ」と増資を巡るトラブルで取り上げている、北朝鮮政府関係者その人であるという事実。 これは単なる偶然なのだろうか。  なお、左に、本紙が入手した、このテクニカル販売、コムズジャパンに関するアイ・シー・エフ幹部のやりとりしたメールを印字した文書の一部(5月2日付)を転載しておく。 このメールは緒方威取締役が出し、佐藤克社長、林聖人取締役、松本純孝監査役などに送信されている。 (写真・ライブドアへの持ち株売却益で、日本人初の宇宙観光旅行者になるが決定している榎本大輔氏)…

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