アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

内部・外部告発、情報求む!

(弁護士などのプロが調査。ただし、公益性あるケースに限る)

暴力団関係者との疑惑は『PRIDE』だけか? 警視庁が密かに狙っていたフジTVトップの疑惑とは……

 今年3月3日、本紙は「大晦日格闘技イベントに関する暴力団関係者逮捕で、テレビ局に責任はないのか!?」なるタイトル記事を報じている。 ご存じのように、2003年大晦日の格闘技イベント「イノキボンバイエ」の放映は日テレが行った。 この際、同興業を仕切った川又誠矢氏は、別の興業団体「PRIDE」(フジテレビ系)の選手を出場させたのだが、その金銭トラブルから恐喝されそうになったとして、今年2月24日までに山口組系幹部等が神奈川・静岡の両県警合同捜査本部に恐喝未遂容疑で逮捕された(横浜地検は3月16日に処分保留で釈放も、捜査は続行中)。 これを契機に、『週刊現代』等が、未だに続く格闘技イベントと暴力団の関係を追及開始。これはまずいと思ったフジテレビは6月5月、「PRIDE」の運営会社ドリームステージエンターテインメントに一方的に放映契約の解除を通告している。 有り体にいえば、「沈み行く船」からフジテレビは真っ先に逃げ出したわけだ。 これに対し、「両者の関係は最初からわかっていたはず。だが、視聴率稼ぎのために契約した。報道機関として、余りに節操がなさ過ぎる」(関係者)との声は大きい。 もっとも、フジテレビのトップ自身、暴力団関係者との関係を疑われていたとなれば、上を見習い現場で疑惑が出るのは当然かも知れない。 そのトップとは、日枝久氏を指す。  親会社(当時)=ニッポン放送株がライブドアに買い占められ、高値で買い戻しした責任を取って即、退任するかと思い気や、未だに会長の座にいる(さすがに民放連会長職はライブドア事件勃発後の今年3月末、任期1年を残して辞任)。 その日枝氏、驚くなかれ、今年1月にライブドア事件が弾ける前、警視庁はかなりのやる気を見せていた。 「わが国を代表する大物右翼(故人)の元側近で、Kという人物がいる。警視庁はこのKに対し、日枝氏側がかなりの金銭を支払ったと見て利益供与罪容疑でやれないか検討していた。もっとも、結果は見送りになった。金銭提供があったことは確認できたが、Kは表向き堅気で(昔は暴力団団体に所属したことも)、そのカネが中京地区の暴力団側に流れたことを確認できなかったからだ。このK、前にもある恥部を握り、旺文社の赤尾一族、それに武富士側からもかなりの額せしめている」(警視庁筋) 本紙・山岡自身にも問い合わせがあったのだから、動いていたのは間違いない。 では、この疑惑が事実として、日枝会長は何のために支払う必要があったのか。 そこで注目されていたのが、本紙がいち早く報じた自宅疑惑だった。5億円ともいわれる豪邸資金は、お台場の新社屋(竣工は96年6月)建設を受注した鹿島側から出ていたのではないかとの疑惑だ。 何もフジテレビに限らず、武富士事件の際も、武井保雄前会長の逮捕直前まではCMを流して儲け、逮捕されるや叩きまくり、裁判が終わればまたCM再開。報道機関と名乗っている分、そのモラルのなさはなおさら救いがたい。 (記事は『週刊ポスト』05年4月1日号)。…

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