アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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福井日銀総裁以外にも、節操のない(元)高級官僚がゾロゾロ

 村上ファンドに1000万円運用させていたことが明らかになり、福井俊彦日銀総裁が批判を浴びている。
庶民の感情からすれば当然だが、彼らの感覚は我々とは違う。エリートである自らが絶対的価値=正しい、だから、内心は何で批判されないといけないというのが正直な気持ちだろう。
福井氏は94年、日銀副総裁に就任。次期総裁が確実視されていたが、一連の大蔵・日銀スキャンダルで98年に一度下野。2003年、同じく総裁候補だった中原伸之審議委員を制して総裁になった。
福井氏が日銀副総裁を退職する時の退職金は6160万円(理事分も含む)。さらに、総裁に返り咲くまで富士通総研理事長に天下っていたことを思えば、運用させていた1000万円は彼にすればたいした額ではないだろう。
そもそも、日銀総裁の年収からして98年までは首相より高い5130万円だった(その後、4000万円に引き下げ)ように、幹部の年収は破格。また、歴代総裁ともなれば高名な画家にお願いして1000万円以上の制作費をかけて肖像画を描いてもらい、日銀本店の廊下に飾り、一般見学者に披露するという浮世離れといおうか、特権意識が強いお役所なのだ(外務省もすごい)。

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