本紙は10月頭、“危ない上場企業”の代表的銘柄といっていい「クレアホールディングス」(旧東邦グローバルアソシエイツ。1757。東証2部。東京都港区)につき、関係者が「近く株価が2倍近くになる」と株式ブローカーなどにいって回っているようだが、いまのところ株価上昇の動きは現れていないと報じている。
しかし、その直後に出来高が明らかに増え株価は上昇(冒頭写真=株価チャート)。
クレアは少し前にはエンジンオイルメーカーとサービサーの買収を発表。さらに「ジパング」との合併話。そして10月13日には「日本ロジテック協同組合」と太陽光発電事業に関して業務提携も発表。あの手、この手の買い材料で、ついに30円台から一時54円(10月13日)まで上がっていた。
むろん、そこでは俗に「解体」といわれる裏手口も使われていたようだ。