アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「神戸山口組」トップの名もーー建設工事巡るトラブル「訴状」で、組名など記載され「強迫」を受けた!?

11月21日付で大阪地裁に提出された「訴状」が、関係者の間で話題を呼んでいる。
この民事訴訟、「Y」という建築設計事務所(大阪市城東区)が、「S」という建設会社(大阪府八尾市)に対し5000万円の請負代金を請求したもの。こういっては何だが、小さな会社同士の、共同住宅建設を巡るトラブルに端を発したもので、ただそれだけなら本紙も取り上げはしない。
本紙が注目するのは、この「訴状」のなかで、Y設計事務所は、赤字になることが明らかな案件にも拘わらずS社側からの工事を引き受けた理由の1つとして「脅迫」されたと主張しているからだ。
建設会社Sのオーナーであり、S代表の父親から、Y設計事務所のO代表は刺青を見せられながら、親子揃って自分らは元暴力団員であり、しかも「現在も神戸山口組○○会と付き合いがあり、神戸山口組の○○組長とも知り合いである」と言われたため、生命身体に何らかの危害が加えられるであろうと極度に畏怖した結果、やむなく本件工事請負契約書に署名捺印したと記しているのだ。
確かに、これが事実なら、警察当局はいまも分裂した山口組の勢力を削ぐため、どんな微罪でも逮捕しようとしているなか、格好のネタではないか。
もっとも、正体を知らなくて1組員とただ会っただけでも御法度ともいわれるこのご時世に、そのまま暴力団の威を借りて脅すなんてことが本当にあり得るのだろうか!?(しかも後述するが、逆にS社の方がY設計事務所を告訴している)

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