アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「怪文書」で指摘ーー「神戸山口組」分裂の背景

大手マスコミ既報のように、指定暴力団「神戸山口組」(本部・兵庫県淡路市)が4月30日までに分裂。「山健組」(神戸市)の副組長だった織田絆誠氏がトップになり、新組織の名を「任侠団体山口組」にすると発表したのはご存知の通り(「毎日」5月1日記事報道)。これにより、2015年8月に神戸山口組と分裂したかつての山口組は3団体に割れることになった。
任侠団体山口組の本部長に就任した池田幸治「真鍋組」(兵庫県尼崎市)組長は、神戸山口組から分裂した理由として「金銭の吸い上げ」「(井上邦雄)組長の出身母体のひいき」「組長が進言や諫言を一切聞かない」3点を挙げ、「山口組以下の悪政だった」と批判しているが、本紙の元にはこの分裂当日の4月30日、分裂の理由などを述べた匿名文書がファックスされて来た(A4判計4枚)。
本紙は山口組が分裂した際、その詳細をいち早く報道。昨年3月まで適時35回報じたが、膠着状態になるに及び連載を打ち切っている。
また、昨年末には「山健組事務所」ガサにおける大阪府警の“暴走”映像についても取り上げた。
できるだけ第三者的立場で冷静に報じて来たつもりだ。
したがって、今回もこの「怪文書」をそのまま転載するつもりはない。
そのなかで最低限、裏が取れたと判断したI氏の方に関する部分だけ、とりあえず報じておく。

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