先日、鹿児島県・奄美大島の「養殖クロマグロ」会社をM&Aし、中国・マカオに売り込むことを謳って資金を集めた「シールド」(鹿児島県鹿児島市。中村浩一郎代取会長)などが提訴された件を本紙は追加報道したが、その後、その「訴状」を入手したところ、面白いことがわかったので、さらに追加報道しておく。
その一つは、この静岡県在住の50代原告夫婦に、シールドの社債を売りつけた営業マンは、シールドの関連会社「シールドジャパン」に入社する前、あの「岡本倶楽部」の会員権(預託金)販売を行っており(冒頭写真はその経営会社「オー・エム・シー」入居ビルと預託金「預り証」)、原告はこちらも買わされていた事実。
本紙では、この会員権販売にも疑惑を呈している。共に詐欺まがい商法の可能性があるが、こうした販売は同じような人脈が行っている結果ではないのか。
それから、本紙は以前、別件の恐喝などの事件で逮捕、有罪判決を受けている者がシールドの東京本社営業部本部長との肩書きを持つことも報じたが、被告のなかにはこの者も含まれていた。