本紙でも既報のように、上場廃止になった「トランスデジタル」の資金流用(総額18億円)疑惑先の一つということで、当局もその動向を注目している熱海の「岡本ホテル」。そこに、同ホテルも含めた6ホテルを格安に利用できることを謳い、最高1000万円の出資を募る預託金ビジネス=「岡本倶楽部」を展開しだしたため、当局の注目はいまそちらにも移っている。
ところが、いくら入手したパンフレットをめくり直しても、この岡本倶楽部はどういう会社が運営しているのか記されていない。
当初、岡本ホテルなどを運営する「岡本ホテルシステムズ」とも思ったのだが、預託金の「預り証」(冒頭右写真)の理事長の名前=「山脇一晃」氏なる人物は岡本ホテルシステムズの役員には見当たらない。
(冒頭左写真=「岡本倶楽部」運営会社の入居ビル)