本紙は今年3月21日、マザーズ上場の携帯電話向けソフト会社「コネクトテクノロジーズ」(本社・東京都新宿区。落合敏彦社長=冒頭写真)が開示しない訴訟案件があること(提訴日は今年1月12日)を紹介したが、その追加情報。
前回記事で、原告である「エフワンインタラクティブコンテンツ」(京都市中京区)の通帳と印鑑を、「コネクト社の関係者がうまいこといって預かり、カネを持ち出した」との原告側コメントを紹介したが、その詳細に関してだ。
訴状などによれば、コネクト社の増資引き受け先になった「CT事業再生投資」(ただし株主の100%はコネクト社の加来徹也前代取会長。代表が長倉統己コネクト社執行役員)から、エフワンの銀行口座に、エフワンが2度に渡ってCTに振り込んだ(貸し付けた)計約1億6000万円が一旦振り込まれたことは、被告だけでなく、原告も認めている。08年12月18日のことだ。