昨年8月、「東日本大震災原子力災害等被災者支援協会」(東京都中野区)というNPO法人を舞台にした詐欺事件が浮上したのをご記憶だろうか。
その名の通り、福島第一原発事故で被害を受けた者の賠償金を、東京電力との間に入り代行し支援してあげることを目的に謳っており、それだけ見れば何とも結構なことだ。
ところが、風評被害などといい実際は詐取していたとして事件化。しかも、同NPO法人の代表に久間章生元防衛相(冒頭写真。74)が就いていたということで話題を呼び、本紙でも事件直後に取り上げている。
この事件、最初の逮捕はコンパニオン派遣、その後、シイタケの生産ができなくなったと虚偽の書類を東電に提出し同じく詐取したとして再逮捕となったが、結局、逮捕者4人全員、「被害弁償している」などの理由で不起訴になっている。
ところが、本紙の元にこの事件につき、驚愕すべき情報が関係者からもたらされた。