マザーズ上場の指紋認証ソリュージョン「ディー・ディー・エス」(DDS。三吉野健滋社長=写真。本社・名古屋市)はこの4月6日、新たな第3者割当増資を発表。予定通りいけば、明日4月22日には約7800万円が割当先から払い込まれるはずだ。
だが、この資金調達、実に不可解なものといわざるを得ない。
というのは、DDSはこの資金は、田中成奉、木本俊行両氏への借金返済に充てるとしている。
ところがである。
現在もDDSの筆頭株主は柏原武利氏(10・97%)ということであるようだが、この人物、長期保有するといって引き受けながら、実際は資金難のようで、DDS株を担保に入れるなどし、あちこちで借金し、水面下で金銭トラブルが多発している模様であることは本紙既報の通り。(横写真=柏原氏が代表を務めるロンドンAIM市場上場企業「BGT」入居ビル)
そして、その借り入れ先のなかにも、やはり先の田中・木本両氏の名前が出ているのだ。
それだけでも不可解だが、本紙が調査したところ、