アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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<連載>宝田陽平の兜町アンダーワールド(264)あの「DDS」の株を巡って、水面下でトラブル多発の様相

 マザーズ上場の指紋認証ソリューション「ディー・ディー・エス」(DDS。三吉野健滋社長=写真。本社・名古屋市)といえば、以前もある“有名人”の引き受け話が出回るなど、資金繰りの厳しさが続いているのは明らか。
何しろ、債務超過(09年12月末で約5億7000万円)で疑義注記という状況なのだ。
そこに現れた「救世主」の1人が「柏原武利」氏なる御仁。
昨年6月、11月と第3者割当及び新株予約権を引き受けてくれただけでなく(取得割合は約25%)、同氏が代表を務める会社との業務提携も発表し、株式を長期保有してくれるというのだからこんな有り難い話はない。 ところが、問題が正面化して来ている。
柏原氏、自己資金を投じたという(総額約9500万円)のだが、実際はその株を担保に方々で資金調達しており、一部は長期保有といいながら他人名義に替わっていたりした。
もっとも、その名義変更は担保提供する上での手続きミスということで、最新の「大量保有報告書」(今年3月26日提出分)によれば、いまもDDSの約25%を保有していることになっている。

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