アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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やっと動き出したがーー前途多難「松阪屋」を象徴するような「横浜松坂屋」跡地利用

来年、創業400年を迎える老舗百貨店「松阪屋」(本社・愛知県名古屋市)だが、その前途は明るくない。
百貨店の存在価値自体が問われるなか、生き残りをかけ07年、「大丸」と統合して持ち株会社「J.フロントリテイリング」として再上場(東証1部。本社・東京都中央区)。
その下に松坂屋と大丸はブラ下がっていたが、今年3月、両者は合併し、「大丸松坂屋百貨店」になった。
この新会社の本社は東京に置かれ、松阪屋の地元・名古屋から離れた。
「百貨店は地域密着が基本。本社を東京に移転して大丈夫なのか!?」ーーこんな声も出ているほどだ。
その苦しい現状を象徴するような存在が、神奈川県横浜市のJR「関内駅」近くに出店していた「横浜松阪屋」。
経営不振で08年10月に閉店したが、未だ店ざらしの状態で、地元の商店街からは「観光、デート・スポットなのに、景観上良くない」なんて迷惑顔される有様なのだ。
もっとも、J.フロントリテイリングに問い合わせると、ようやく再開発に動き出そうとはしているようだ。

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