本紙は5月6日、マザーズ上場の指紋認証ソリュージョン「ディー・ディー・エス」(DDS。本社・名古屋市)の筆頭株主である柏原武利氏と、その柏原氏が所有するDDS株などを担保に融資した側がトラブルになり、訴訟にまでなっていることをお伝えした。
その後、その訴訟当事者にはなっていないものの、そもそもこのトラブルの元を作ったとされ、かつ過去に別の上場企業(当時)に提訴され、一方、最近も別の上場企業の増資に深く関与しているブローカーの存在が明らかになったので報告する。
その名を「加藤」氏という。
加藤氏は今回の訴状や被告にその名は出てこないものの、このDDS株などの担保融資に深く関与していたことは明らか。
まずは以下に掲げた「念書」をご覧いただきたい。これは今回訴訟の被告の1人に加藤氏が出したもので直筆。
(冒頭写真=その加藤氏が最近まで経営していた居酒屋「G」の入居ビル。現在は別の居酒屋に替わっている)