賭博問題で大揺れの日本相撲協会の理事長代行に、元東京高検検事長の村山弘義氏の就任が有力視されている。
だが、上場企業などで不祥事が起きるとよくやるパターンと同じく、検察や警察のそれなりのポストにいたOBを就けることに、果たしてどれだけの意味があるのか?
本紙では、村山氏が相撲協会の外部理事に就いた一昨年9月30日の直後、その“天下り”自体、問題との記事を書いていた。
何しろ、村山氏といえば、マザーズ上場第1号で、上場廃止になったあの「リキッドオーディオ・ジャパン」の監査役に天下ったこともある御仁なのだ。
(冒頭記事=「毎日」6月28日夕刊)