東証1部上場「シルバー精工」(東京都新宿区)の執行役員兼社長室長に、アントニオ猪木氏が初代代表の「スポーツ平和党」2代目代表を務め(この際は「西銘一」の通称名)、参議院選挙に出たこともある(落選)西銘和男氏(冒頭写真)が就任したのは3月25日のことだった。
注目の人物だけに、本紙が取り上げたところ、抗議を受け、その西銘氏の言い分を紹介した同じ5月24日、6月25日の定時株主総会を経て、今度は代表取締役会長に就任予定であることもIRされていた。
ところが、それからわずか1週間ほどの6月3日、一転、西銘氏は執行役員を退任になり、代表取締役会長への就任予定もない話になった模様だ。
それは西銘氏と共に、代表取締役(社長)への就任が内定していた斎藤将貴氏も同様。
同時に、6月25日の定時株主総会を持って代表取締役副社長から退き、役員としても残らない予定だった嶋田彰氏が、代表取締役社長に就任。
大きな流れで見れば、疑惑が次々と出、業績がひじょに悪いなか、これまでの経営陣を一掃し、西銘・斎藤の新体制で臨む予定だったところ、旧経営陣が盛り返した様相だ。
いったい、何があったというのか!?