アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「シルバー精工」西銘和男社長室長が事実無根と抗議

本紙は4月5日、連載中の「宝田陽平の兜町アンダーワールド」において、東証1部、かつて編み機メーカーとして知られたものの、経営不振から、「事件屋」といってもいい面々が経営権を握り、以前にも増して経営難に陥っている「シルバー精工」(東京都新宿区)の執行役員兼社長室長に話題の人物が就いたことから報じた。
その人物とは西銘和男氏(62)。アントニオ猪木氏が初代代表に就き、議席も確保したことがあるあの「スポーツ平和党」の2代目代表に就いたこともある方(冒頭左写真=西銘氏の著書。右=同書中の写真より。黄色カッコ内が猪木氏と西銘氏)
ただ、その際は「西銘一」氏だったことなどから、その名前の使い分けなどに関して疑義を呈した記事だったところ、その直後、本人から文書にて「事実無根」などとして、刑事告訴すると猛抗議があったことなどから、4月8日、大幅に記事を訂正した。だが、5月19日、再度、連絡があり、その訂正記事も一部正確でないということで5月20日、本人と直に会い、説明を受けた。
西銘氏に関しては、本日シルバー精工のHPでIRされたように、6月25日開催予定の定時株主総会を経て代表取締役会長に就任予定。あらぬ誤解を受けることは、その就任に関し悪影響を与えるとの判断からのことだという。
実際、「西銘和男」と「西銘一」の名前の使い分けに関しては、スポーツ平和党などの政治活動に関しては「西銘一」、実業面では本名の「西銘和男」を使い分けているに過ぎず、疑義を呈するような理由はなかった。
西銘氏は「西銘一」を名乗り出した経緯についてこう述べる。
「98年、スポーツ平和党の比例1位で出た時、初めてそう名乗ったんです。私は沖縄出身ですが、在日韓国人や中国人ほどではないものの沖縄人もかつてひどい差別を受けました。当時、ちょうど国会議員の候補者名はペンネーム(通称名)でもいいと法制化されたことから、韓国、中国から帰化した候補者は母国の名前で出ました。国際社会を目指すことを掲げていましたので、その代表である沖縄人の私がまず第一にペンネームを名乗ろうと思い『一』としたんです。その際、約48万票いただき、認知されたこともあり、以降、政治面の活動では西銘一を名乗っているだけのことです」。
一方、「金銭トラブル」の記述に関しては、こう反論する。

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