アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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自衛隊幹部が激白(2)――「必要ない海兵隊を沖縄から撤退させないのは米国ではなく日本の利権屋」

 前回、沖縄の海兵隊には抑止力がないとの現役自衛隊幹部の本音を紹介した。
したがって、沖縄に海兵隊が駐留する必要などないというのだ。
では、それにも拘わらず、また、鳩山首相もそれを望みながら、なぜ、普天間基地の沖縄県外、国外は実現しないのか?
米国側が決して海兵隊を沖縄に駐留させ続けることを望んでいないことは、米太平洋海兵隊司令部自身も認めているのだ。
NHK沖縄放送局は今年3月8~12日にかけ、「米国海兵隊」の特集番組を放送した。(冒頭写真=その映像の一部)
そのなかで、沖縄での訓練はこの間の反米感情の高まりや、隣接地に住宅が迫るなか、やり辛い環境になっているとして、グアムへの移転を明確に歓迎している。
振り返れば、そもそもなぜ、普天間の海兵隊(わが国政府公表では約1万8000名)の(同)約8000名がグアムに移転し、残りの約1万名は沖縄に残る必要があるのか? この1万名の残留のため、代替地が必要ということで、紆余曲折を経て、再び辺野古地区が浮上しているわけだが、今回、登場してくれた自衛隊幹部は、米国側がそもそも求めていたグアム移転後の沖縄残留の兵力、施設規模はごく小さなもので、それを拡大したのは、わが国の利権屋の方だという。

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