アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「アートコーポレーション」会長を脅した男の正体

 引っ越し専業首位、「アートコーポレーション」(大阪府)に激震が走っている。
創業者で、代表取締役会長の寺田寿男氏(64。冒頭写真)は、当時、16歳の女子高生に18歳未満と知りながら“淫行”していたことが発覚、警視庁少年育成課は6月2日、東京都青少年健全育成条例違反(性行などの禁止)容疑で寺田氏を書類送検した。
アート社は東証1部にも上場している、年商約700億円の優良企業。また、妻で同社社長の寺田千代乃氏は04年、関西同友会代表幹事を務めた(女性初)こともある。こうした社会的責任の高い企業トップの一方が、あろうことか、最もハレンチといっていい犯罪を犯していたのだから無理もない。
 なお、寺田氏は4日、アート社の代取会長だけでなく取締役も辞任した。
それにしても、なぜ、寺田氏の犯罪は表面化したのか!?
この手の犯罪、企業ダメージも大きいだけに、何としても阻止しようとするのが常。
結論をいえば、寺田氏もカネを払って一度は解決しようとした(総額約2000万円)が、まだまだ取れると思った相手側がさらに金銭を要求したため、このままではズルズルとたかられ続けると思って大阪府警に恐喝容疑で刑事告訴したからだ。
その相手、実は本紙は別件で今年4月6日、実名報道していた。
(上写真=寺田会長の犯罪を大々的に報じた3日発売の『週刊文春』)

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