東京証券取引所は10月30日をもって、経営コンサルティング会社「エル・シー・エーホールディングス」(4798。東証2部。東京都港区)の株式を整理銘柄指定とし、12月1日付けで上場廃止にすると発表した。
上場廃止理由は、内部管理体制がなっていないとして東証から何度も指導されながら改善できなかったと判断されたため。
昨年2月に特設注意銘柄指定。内部統制強化を目指したが今年5月、東証は改善不十分と判断。特設注意銘柄指定継続し、8月8日管理銘柄(審査中)指定。これに対し10日、エル・シーは内部管理体制確認書を提出し東証の判断を待っていた。
この間、昨年7月に約7億5000万円、今年5月にも同じところが約3億円の第三者割当増資を引き受けるなどした結果、8月には債務超過解消による猶予期間から解除されていた。しかし、ついに万策尽きて上場廃止に。