「テークスグループ」(神奈川県相模原市)といえば、材料試験機、動力試験機の専門メーカーで東証2部上場。しかし、業績は低迷し、本紙指摘通り、一昨年には大物仕手筋、ワシントングループの河野博晶被告(67)に株価操縦をやられた。
河野被告はその後、まず「ユニオンホールディングス」(上場廃止に)の同容疑(金融商品取引法違反)でやられ、今年3月、テークスグループに関しても同容疑で逮捕・起訴されている。
こうしたなか、再建中ながら、しかし未だワシントングループにある程度の株を握られ、メンバーが役員に就いているからでもないとは思うのだが、今度は「反社」と業務提携しているとの情報が飛び込んで来た。
もっとも、業務提携したのは近々の話ではない。
本紙はこの業務提携先が反社であることは、以前、別の上場企業絡みで報じていた。ただし、否、だからこそ他の上場企業がそんな相手と業務提携するとは思わず、チェック・ミスしていた。そして昨日、情報提供があり、その事実にいまさらながら気づいた次第だ。
(上写真=その反社メンバーが関わった事件を報じる「週刊文春」記事)