本紙で2度に渡り取り上げている、人材サービス大手「リクルートホールディングス」(6098。東証1部。東京都中央区)の大石誉夫元組長持分売却を巡る怪情報の詳細が判明したので報告する。
大石氏はリクルート株3万株を所有(株式分割で現在は30万株に相当)。現在、公開価格(1株2800万円)で計算すると8億4000万円分の自分への名義書き換えを求めてリクルートHDと係争中だが、何とその3万株そっくりを3億円で買わないかとの話が出回っている。
本紙はその売却話の仲介を持ちかけられた当事者から話を聞くことが出来た。仮にその人物をA氏としておこう。
A氏はある大手企業の営業マンで、富裕層に太い人脈を持っている。そこで、以前からつきあいがあり、信用しているという別会社社長からいまから3週間ほど前に話を振られたという。
そのA氏、相手社長からもらったという書類のコピーを見せてくれた。
まずは、大石氏が所有する3万株は1万株券3枚と思われ、その3枚のコピーと思われるもの(冒頭写真はその内の1枚)。
それから3つの記事コピー。なかでも注目なのは「YUCASEE medi」(14年5月15日)の記事。なぜなら、同記事には3万株の株式の名義書換を認めるとの判決が出ていると記されていたからだ。「判決文」のコピーではなかった(後の2つの記事は「アサヒ芸能」と本紙アクセスジャーナルの関連記事)。