経営破たんした「日本振興銀行」の株式を10億円も買うなど、極めて親しい関係にあったアンビシャス上場の「日本産業ホールディングス」(本社・札幌市。鮎川純太会長=冒頭写真)の先行きがいよいよ不透明になっており、「振興銀破たん絡みの関連上場企業の連鎖倒産1号になるのでは!?」なんて声さえ兜町関係者の間では出て来ている。
両者がいかに親密な関係にあったか、また監査法人が監査を下りたことは、すでに本紙は8月24日に報じているのでそちらをご覧いただきたい。
その後、日本産業HDは9月6日、今年6月期の決算と監査が未了になると発表。同日、その理由として子会社の「アルファ・テクノロジー」の売上取引に関して修正する可能性のある事象が判明したとして社外調査委員会を設置したとも発表。その際、9月中旬を目処に報告予定としたが未だ発表されていない。
そして9月24日には管理ポスト入りした。