ジャスダック上場の「MAGねっとホールディングス」(本社・東京都港区)といえば、業務内容は賃貸保証、債権回収、パソコン関連製品販売、ファクタリングの各事業。
このMAG株式の実に8割近くを「QandCompany」(代表は息子)が握っており、上場しているとはいえ、その実態は大島健伸(冒頭写真)一族企業といってもいい。
それだけに、大手商工ローン「SFCG」(破産手続き中)の破たん、大島氏の逮捕・起訴(詐欺再生で)の影響をモロに受けており、その信用は失墜し、いまや売上高はピーク時の約6分の1の89億円程度で2期連続の赤字。また、今年3月に解消したものの債務超過にまでなっていた。
そのためか、それともできれば払わずにという大島被告の方針に従ってのことなのか、9月30日、MAG及び子会社の資産が差押えを受けたことが同社HPでIRされている。