「餃子の王将」を展開する「王将フードサービス」(9936。東証1部。京都市)は3月29日、大東隆行前社長が射殺された事件を契機に立ち上げていた第三者委員会の調査報告書を発表。(冒頭左写真=「産経」、同右「毎日」3月30日記事より)
それによれば、創業家と関係が深い不動産会社経営男性A氏側に約200億円が流出し、約170億円が未回収になっていたとしている。
本紙では大東前社長が13年12月に射殺された直後からこのA氏との関係を指摘していたが、その通り、大手マスコミもやっと射殺事件とA氏との関係に注目しだしたようだ。
すでにこのA氏の事務所に対し、京都府警は被疑者不詳ながら射殺事件の件でガサをかけている模様だ。
だが、本紙の取材によれば、今回の第三者委員会の報告者には疑問がある。
結論をズバリいえば、確かに書類上はA氏側に約200億円が流出し、約170億円が未回収になっているのだが、そのこと=A氏が約170億円を食ったことを意味しないということだ。
実はそのかなりが王将側、主に王将を創業した加藤一族側に還流、並行し、本紙が以前から指摘しているA氏の背後にいる九州の元暴力団幹部に食われた可能性が出て来ているのだ。