本紙は10月14日、「エイベックス攻撃の某右翼、恐喝未遂で逮捕へ」なるタイトル記事を報じている。
以前から、エイベックスに関しては水面下で、スキャンダルを巡って闇社会との同様の攻防があり、全国紙社会部記者などもすでに当局にそれとなく打診し、感触を探っていた。ところが、一向にその気配がない。(冒頭写真=政治結社がエイベックス・松浦勝人社長に出した「公開質問状」2通の表紙)
では、これはガセ情報だったのか?
「違う。確かに当局はこの件で大いに関心を持ち、やる気もあった。ところが、圧力がかかったのか、それとも配慮したのか……。実はエイベックスには元警視総監が深く関わっている。それに元赤坂署の不良警官も複数付いているんだよ」(事情通)
これを読んだ読者は、ならば、逮捕が加速されたわけで、話が逆と思われることだろう。確かに、それが本来の常識。だが、問題はもっと複雑なのだ。