アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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「品川区の待機児童解消――実は自分たちのための保育園お手盛り配置!?」

小池百合子都知事の政策の一つに待機児童をなくすことが挙げられている。先進国では女性の就業率が上がると出生率も上がるという統計も出ており、大いに頑張っていただきたいものだ。
しかし過去、待機児童解消のため開設しようとして、「うるさくなる」などとして周辺住民の反対で断念したケースは少なくなく、予算をつぎ込めばスンナリ解決する問題ではない。
 そんななか、今年7月、大井競馬場第3駐車場(冒頭写真の地図参照のこと)に、千趣会系の保育園「えがおの森保育園・かつしま」(仮称。定員73人)が来年4月を目処に開園するという。
東京都や品川区は、この保育園のために土地を提供した「大井競馬場」に感謝を表明している。だが、大井競馬場は東京都が経営している。東京都の下に品川区があるのだから、少し考えれば仲間が協力しているに過ぎないことがわかる。
とはいえ、待機児童をなくす方向性からいえば、ともかく結構なことかといえば、実はそうともいえないのだ。

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