アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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大阪府警捜査4課が逮捕――「日本再生トラスト」金商法違反事件の華麗なる人脈

 大阪府警捜査4課が10月5日に発電事業会社「日本再生トラスト」(東京都港区)という合同会社の代表社員・新田靖浩容疑者(冒頭写真。49)や元社員ら6人を金融商品取引法違反(無登録営業)で逮捕したことは、本紙でも「最後の総会屋」竹之内昌虎容疑者(54)の別件逮捕と共に報じたのはご存じの通り。
大手マスコミは一部新聞が大阪版で報じているぐらいなので、一般には余り注目されていないが、ここを舞台にした著名人は竹之内容疑者だけではないし、数十億円の詐欺被害が発生している模様で、注目しないわけにはいかない。
まず、本紙がタイトルで“華麗なる人脈”と報じたのは、日本再生トラスト関係では、裏だけでなく表世界の著名人も登場し、その信用でファンド資金を違法に募っていた面もあるからだ。
 日本再生トラスト同様、頭に「日本再生」を冠した一般社団法人がある。
昨年1月までN氏という人物が、ここの理事に就いていた。
実は今回逮捕された新田容疑者は、このN氏のダミーで、そもそも日本再生トラストを設立したのはそのN氏であり、それ故、ファンド投資に当たっては、この一般社団法人の信用が利用されたようなのだ。
そして、この一般社団法人の代表理事には「住友生命」元常務執行役員の矢島典明氏、早稲田大学元総長、高野連会長の奥島孝康氏(上写真)などが理事に就いていたことはまったく報じられていない。

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