アクセスジャーナル記者 山岡俊介の取材メモ

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竹中土木受注のダイオキシン類無害化工事に疑惑続々

●受注の背後に竹下亘、青木幹雄両国会議員!?

疑惑が出ているのは、05年9月に島根県松江市が発注した馬潟工業団地周辺水路のダイオキシン類無害化処理工事。
受注額は約6000万円と決して大きくはない。
だが、工業団地周辺の水路の底に溜まったダイオキシン類に汚染された土壌を浚渫し、陸上に留めたものを無害化するこの工事は、全国に先駆けたもので、ここで受注することは、今後、全国自治体で同様の工事の入札が多く見込まれるなか、実績づくりの上からも、大きな意味を持っている。
さて、この工事を受注した「竹中土木」(本社・東京都江東区)といえば、大手建設会社「竹中工務店」のグループ企業。そして、同工務店社長の息子が、故・竹下登元首相の娘と結婚していることは有名な話。
これに対し、この公共工事を発注した島根県松江市といえば、竹下元首相の弟・竹下亘衆議院議員、それに元首相の側近だった青木幹雄参議院議員の地元。竹中土木の受注において、この2人の国会議員の政治力が働いたことは、この指名競争入札への参加企業の少なさや、顔ぶれなどからも、間違いないと見られる。

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