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給食大手「富士産業」、社長退任の真相

 給食受託企業大手「富士産業」(東京都港区)は未上場ながら、従業員1万人以上、年商693億2100万円(13年度)という規模を誇る。
1972年に創業。医療、福祉、学校など約2000カ所の給食を受託運営。特に医療、福祉分野ではパイオニアで、今日の医療給食の礎を築いた存在として知られる。
創業者の長男である中村勝彦氏(冒頭写真。48)が社長を辞任。代わって、いずれも一族外の代表取締役3人体制になったのはこの8月4日のことだった。
大分市の病院など7施設の入居者や職員など81人が食中毒になったのは7月初めのこと。この7施設とも富士産業の1施設内で調理し提供しており、原因は6月29日の夕食に出した煮物と見られ、大分市の保健所は7月2日、同施設の4日間の営業停止を命じている。
幸い、重症患者は出なかったものの、中村社長はその責任を取って辞めたと見られている。
だが、真相はそうでないとある関係者は打ち明ける。

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