「西山ファーム事件」をご記憶だろうか。
岡山県赤磐市にあった観光農園経営会社「西山ファーム」(2029年10月破産開始決定)を舞台に、クレジットカードを使った架空の商品取引により全国の約930人から約133億円もの資金を違法に集めた投資詐欺・出資法違反事件。
2021年10月に事件化したが、主犯の山崎裕輔氏は約4年に渡り海外逃亡。24年2月、インドネシアで捕まり強制送還された。その際、大手マスコミで大きく報じられた(冒頭写真)から、まだご記憶の方は多いだろう。
その山崎氏、結局、出資法違反に問われ24年7月、懲役2年、執行猶予4年、罰金150万円(名古屋地裁)の判決が確定している。
一方、被害者から民事訴訟が元被告らに対し何件か起こされており、この6月16日にも、岡山地裁で計約1億1500万円の支払い命令が出ている(山崎氏は破産手続きを進めていたことから審理を分離している)。
ハードルが高いことから、詐欺にこそ問われなかったものの、このように山崎氏は相当のワルと言っていいだろう。
ところが、この山崎氏がこの事件で勾留されていた24年3月、自ら接見に訪れ、すでに同事件については別の弁護士が担当していたが、別件の借金返済の示談交渉、破産手続きについてのアドバイスなどを行った弁護士がいた。
実はこの弁護士、山崎氏とは幼少期、愛知県で過ごしていた当時の友人。山崎氏逮捕の報道を見て駆け付け約25年ぶりの再会。山崎氏は勾留中で気持ちが心細かったこと、旧友だったこともあり、週3回ほどの接見料だけ(ただし1回6万円)で代理人を務めるといわれそれを承諾する。
ところが、この弁護士、具体的には以下に述べるが、山崎氏をも手玉に取るワルだったようで、この6月、大阪地裁に損賠賠償請求事件を起こされている。
また、この弁護士、昨年12月31日付で所属していた大阪弁護士を退会。つまり、現在は元弁護士に。退会は、懲戒処分を回避する目的と推測される。



